万陽だより

教会の行事や、青年部、婦人部、壮年部等の各活動、支部でのふれあいや地域との交流などを紹介します。

支部長コラム

2022.11.26



『佼成』ご法話で「空」の受けとめ方による生きる智慧を教えていただきました。

日々起こる現象によって一喜一憂する自分を振り返り、少しでも色づけや性格づけをせずに受け容れる心の器がもちたい、無用な差別、必要な区別の判断できる智慧をもちたいと思いました。

また、「すべてのものに仏のいのちが宿っていることをしっかりと心にとめて」との言葉をいただき、母から「あなたは仏の子。お役のある子。」と事あるごとに言われ育てていただいた事を思い出しました。

「私の子」ではなく「仏の子」として育ててくれたのだと思うと、改めて有り難く思わせていただきました。

コロナ禍で、教会に求めること求められる事、信者さんの考え方も様々です。

ある方は「はやく以前の様に再開して欲しい」またある方は「コロナの感染者がいる限り閉鎖すべき」など極端にも違う意見を聞かせていただきます。

その時、「私はこうだ!」と自己主張するのではなく、自分と違う価値観や生き方を、まずはあるがままを受け入れ尊重し、相手も自分も仏の子と信じて、その言葉の奥の心と出会っていく事が大切だと思わせていただきました。

よりよく生きるための「智慧」をいただいたら、どう活かすかで人生は変わっていきます。明るく温かくたくさんの方とつながり、自灯明・法灯明の人生を歩ませていただきます。
合掌

桜井支部支部長 松浦由季