万陽だより

教会の行事や、青年部、婦人部、壮年部等の各活動、支部でのふれあいや地域との交流などを紹介します。

支部長コラム

2022.9.18

8月末、両親の様子伺いに高知の実家に帰省しました。
父は10年以上前に脳出血を起こし、左半身が不自由になり、
母は5年前に小脳萎縮症と診断され、それでも現状を保ちながら
ふたりで何とか暮らしています。
自宅で暮らせてる間にと思い2か月に1度は帰るようにしています
帰るたびに気になっているのは、父が事あるごとに母に辛く当たることです。
父も身体が思うように動かない苛立ちからだと思いながら、
そんな父を見て、どうしても押さえられない腹立たしさが
込み上げてきてしまうのです。
その事を教会長さんに教えて頂きました。
ご両親はそうして毎日を送っているんですよ。
外野からとやかくいう事ではなく、
お母さんを讃えてあげられるといいですね。」と
言ってくださり、そして、聞いて頂いているうちに、
父に対しての感情が簡単なものではなく、
心の奥底に眠っている「父を許せない」思いが
こんなにもまだ残っていたのだとわかりました。
その事を話すと、教会長さんは、「今までこのことに向き合えてなかった
自分の心に気づけてよかったですね。奥底にある感情にまで気づくことは
誰でもができることではないんですよ。」と、
そこに気づけた事を喜んでくださいました。
そして、気づいたらこれからどうするかが大事です。と言って頂きました。
修行させて頂くようになって34年も経つのに、
支部長のお役を頂いて人さまには綺麗ごとを言ってきて、
自分にはドロドロとした汚い根性がまだまだ残っていると
叩きつけられたようで衝撃を受け、心の醜さに愕然としました。が、
同時に何のために私は修行しているんだろうと考えさせられました
9月度の佼成で、「心が揺れ動くことがあっても、それは生きている証です。
そのようにおおらかに受け止め、真理(法)を求めることのできる人間として
命を授かったことに感謝できれば、それこそが「真理に従うように」心が定まった、
菩薩らしい禅定の境地の一つに違いありません。」と、
教えて頂きました。その境地にはまだまだ至りませんが、
父という縁を通して命を授けて頂いたことに心底から感謝ができる私に、
菩薩行を通して魂を磨く修行を重ねて参りたいと思います。
ありがとうございました。合掌
   奈良支部長 川西康予