立正佼成会は法華三部経を所依の経典とする在家仏教教団です。
奈良県を包括地域とする奈良教会では、天地自然を敬い、神仏を尊び、人の和を貴ぶ古都奈良の地において、地域との交流を大切にしながら、明るく、あたたかく、やさしい人間になることを目指し、日々信仰活動に励んでいます。
そして奈良教会は、地域に根ざす諸宗教との対話を重視した宗教協力や「一食を捧げる運動」を中心とする平和活動にも取り組んでいます。

会員活動紹介 万葉だより

一覧

5月 本部参拝

    
5月31日~6月1日に45名の皆さんと一緒に
ご本部参拝に参加させて頂きました。
昨年、地区の方が病気治療のため、入院される
ことになり、誰よりも楽しみにされていた、
ご本部参拝を泣く泣く諦め、治療に専念されましたが、
今年2月に亡くなられました。
「一緒に連れていってあげたかったね。」
という支部長さんの言葉に深いお慈悲を感じさせて
頂きました。
今度は「私達がその方のご主人にご縁にならせて
頂きたい」と思い、主任さんと一緒に行かせて頂き、
奥さんの話などを聞かせて頂きました。
「時々寂しい時がありますのでまた来てください」と
言って頂き、私達が行くことで喜んで頂いて
こちらが感謝させて頂きました。
そして今回の本部参拝には奥さんも一緒に参加して頂きたい
と奥さんの写真をお願いしたところ、若くて綺麗な写真を
用意してくださり、当日は大聖堂の一番前で
参加させて頂くことができました。
昨年の支部長さんの思いが仏さまに届いたんだと
思いました。
今回のことを通して、目の前の人を心配させて頂いたことで
こちらが嬉しい気持ちにならせて頂けることがわかりました。
支部長さん、主任さん、サンガの皆さまのおかげさまで
ご主人さんがサンガの皆さまとつながって頂き、
亡き奥さんが一番喜んでくださっているように
感じさせて頂きました。
ありがとうございました。

合掌

中和支部 Sさん

5月 にふれる但馬

    
にふれる但馬に参加させて頂き、
ありがとうございました。
但馬の方と接している中で、
人それぞれ違った考えがありながら、
問題があれば共に解決していけることを
学ばせて頂きました。
一人一人は行動し、みんな優しく、
私も楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました。

奈良支部 Tさん

5月 青年の日

  
ユニセフ募金に参加させて頂きありがとうございました。
久しぶりに参加させて頂いたので、
初めは恥ずかしかったですが、
多くの観光客、特に外国人の方が多く、
鹿もたくさんいて、気が付けば皆さんと
一緒に声を出している自分がいました。
募金してくださる方々を見て、
暑かったけれど、とても温かな気持ちに
なりました。

中和支部 学生部 Yさん

 

5月の風景

 
5月の風景。
談山神社の新緑です。

5月 支部長コラム

佼成5月号 「父母あればこそを」を拝読させ頂き
亡き母に想いを馳せました。

母は早くに大百姓に嫁ぎ、朝早くから家事・農作業と忙
しく働いていました。祖父は早くに嫁を亡くし村一番の
頑固者、それに加え曾祖母 父の兄妹と大家族を切り盛
りしていました。

農作業は父とではなくいつも祖父と一緒でした。
理不尽なことを言われても、自分を抑え言われた通りに
している母がどうしても理解できません。
「そんな生き方はおかしい」と何かにつけて、
反発ばかりしていました。
母はよく「順はおくり」、
人にやさしくするとやさしさが戻ってくる
悪いことをすると
それ以上に返ってくる
自分のこころ一つと話してくれました。

嫁ぎ家庭をもち、祖父との農作業は早くに嫁を
亡くした祖父が寂しがらないように
又 自分を抑え我慢していると見えていたことは
家庭がおさまるよう、大きな慈悲心で
受け入れて下さっていたのだと分らせて頂きました。
母の生き方は法華経そのもの
法華経を学ぶことは母の言葉と姿から
かみしめのようでした。
今 改めて尊敬と感謝を思わせていただきます。

会長先生は「父母の縁によって生まれた私たちは、
単に親に尽くすとか感謝の贈り物をす
ることだけにとどまらない見方
『大いなるいのち』の流れの中で受けとめることが大切」
と教えて下さっています。
サンガの皆さん家族と仲良く
人さまの幸せを願い良いご縁にならせていただく。
父母あればこそいただいたいのち、
その思いをかみしめながら支部の皆さまと共に精進
させていただきます。

合掌

桜井支部長 川畑浩子