佼成5月号 「父母あればこそを」を拝読させ頂き
亡き母に想いを馳せました。
母は早くに大百姓に嫁ぎ、朝早くから家事・農作業と忙
しく働いていました。祖父は早くに嫁を亡くし村一番の
頑固者、それに加え曾祖母 父の兄妹と大家族を切り盛
りしていました。
農作業は父とではなくいつも祖父と一緒でした。
理不尽なことを言われても、自分を抑え言われた通りに
している母がどうしても理解できません。
「そんな生き方はおかしい」と何かにつけて、
反発ばかりしていました。
母はよく「順はおくり」、
人にやさしくするとやさしさが戻ってくる
悪いことをすると
それ以上に返ってくる
自分のこころ一つと話してくれました。
嫁ぎ家庭をもち、祖父との農作業は早くに嫁を
亡くした祖父が寂しがらないように
又 自分を抑え我慢していると見えていたことは
家庭がおさまるよう、大きな慈悲心で
受け入れて下さっていたのだと分らせて頂きました。
母の生き方は法華経そのもの
法華経を学ぶことは母の言葉と姿から
かみしめのようでした。
今 改めて尊敬と感謝を思わせていただきます。
会長先生は「父母の縁によって生まれた私たちは、
単に親に尽くすとか感謝の贈り物をす
ることだけにとどまらない見方
『大いなるいのち』の流れの中で受けとめることが大切」
と教えて下さっています。
サンガの皆さん家族と仲良く
人さまの幸せを願い良いご縁にならせていただく。
父母あればこそいただいたいのち、
その思いをかみしめながら支部の皆さまと共に精進
させていただきます。
合掌
桜井支部長 川畑浩子
万陽だより
5月 支部長コラム
2025.6.18